幼稚園に合格した話

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今年さいごということで、ちょっと長めになりますが……。
無事、幼稚園に合格したのでその時のことを書きます。


まずは1つ目の園。
園児の個性や感性を大事にする方針で、伸び伸びとした自由なイメージです。

「母子分離(親と子供が離れていても大丈夫か)」のテストでは、
おもちゃのある部屋に呼ばれて子供が好きに遊ぶ様子を
親が後ろで見守るというものでした。
うちの娘は緊張していたのか人見知り&場所見知りで
まったく動かず……。
本来は親だけ別室に行って様子を見るのですが、
ずっと私にべったりくっついていました。

その後は面接。
イスに座らせようとしましたが、断固拒否。
だっこだっこでこちらもあたふた。
前室で待機している時から
「イスに座らせてください。ここでもテスト始まってますから」
と言われていたのを思い出して、焦る。
さらに園長先生から
「大丈夫ですよー。ほかの幼稚園は
ひざだっこだと落とされちゃいますけど、うちは大丈夫ですから。あはは」
と先生パンチをくらいます。

どうしようもないのでひざに乗せたまま面接開始。
質問内容は
・感性を伸ばす方針を理解しているか(つまり勉強は重視してないよ、と)
・在園のなんとかさんと知り合いなんですね(願書に書いてた)
・運動会はご参加されましたか。どんな印象でしたか。

以上。親子ともども緊張していましたが、面接自体は和やかな雰囲気。

やっぱり園の方針が表れてるように感じます。


そして2つ目の園。
実はここが本命。
1つ目はすべり止めというか練習という意味も持たせていたのです。

まずは母子分離。
娘は私と一緒にいるとだっこして歩かない傾向があり、
さっきの面接もだっこしっぱなしでした。

そこで、妻に手をつないで横に並んで歩いてもらいます。
私は後ろから見守る配置です。
不思議なことに、こうすると娘はだっこをせがんで来ません。(なぜだろう)

この配置でテストの教室に移動します。
すると教室に入る直前で、先生に誘導されて子供だけが入ります。
(とても自然な流れ!)

中にはいやがる子供もいますが、ほとんどの子供はすっと教室に入り、
先生に連れられておもちゃ遊びを始めます。
娘もこういう時は泣くタイプでしたが、
先生の感じがとても良かったらしくすんなり入室。
そしてさらにラッキーなことに、近くのおもちゃがパズルだったのです。
(娘はパズルが大好き!)

遊びながら先生が「これなあに?」「好きな色は?」などの
質問をする形式のようで、その様子を親は廊下から見守ります。
この時はハラハラというより、娘が人見知り&場所見知りせず
ちゃんとコミュニケーションを取れていることに
成長を感じてウルウルでした。

1つ目の園で慣れたのか、午後だったので元気だったのか、
あるいは本当は眠いのにヘンなテンションだったのか不明ですが
とにかくラッキー。

 

そして面接です。
しかし実を言うと、先ほどの娘の成長を見て
どこか満足しちゃっていたので「別に落ちてもいいや」という心境でした。
なんでやねん。

始まるや否や、またもやイスには座りたがらなくてピンチ……。
1つ目の園で「ほかの園ではひざだっこだと落ちちゃう」を
真に受けていたので何とかたしなめるも、言うことを聞きません。
焦りに焦りましたが、
「緊張しちゃいますよね。立たせててもひざの上でもいいですよ」
と言ってくれました。(やさしい!)

 

質問はまず子供から。
・「お名前は?」
・「何歳ですか?」
・「好きな果物は」
娘、ノーリアクションです。ずっとモジモジしてます。

「あー、こりゃきびしいかもなー」
と満足感と半ばあきらめモードに……。

ここで質問は親になります。
まずは私に「仕事忙しいと思いますが、子供との時間はつくれてますか」
次は母に「子供の成長で大変だったことはありますか」
そして
「うちは宗教教育で神さまの存在とか教えてるんですけど大丈夫ですか」と。
(キリスト教系です。ヤバいとこじゃないです。
我々は特に信仰心があるわけじゃないですが、別にいいよねって感じ)

それだけでした。

さすがにあっさりしすぎてヤバいと思ったのか、
妻が最後に熱意をアピールしてました。ナイスな判断ですね。
私はひと足早く
「よしゃー、これでおわりだー」なんてスイッチ切るとこでしたから汗

退室する時は、娘もちゃんと
「ありがとうございました」て言えたから、親としては大満足です。

 

特にステキな発言をする必要はなく
普通に受け答えができればOKっぽいです。
ていうか先生は願書にあんまりメモとか取らず、
親子の雰囲気で判断してるようです。
元々「願書と親の印象が重要」という情報もあり
面接の時におかしなことしなければ大丈夫だったのかも。

 

とはいえ無事に面接は終わったものの、
どちらの園も100点満点とはほど遠い内容。
実感としては「こりゃやべえなあ」と。
でももうしょうがないです。
「努力とかそういうレベルの内容じゃないし、
別に英才教育しようとか思ってないし」
みたいに吹っ切れて帰宅しました。

 

そして翌日、無事に合格ゲット。
娘の成長と妻の機転に改めて感心&感謝です。


正直、もし失敗しても別にいいやと思ってましたが
幼稚園ていう4〜6歳?の大事な時季に
希望する園に入れて良かった。

これは親のエゴじゃなくて、
娘も見学に行った運動会や説明会の時も楽しそうにしてたので
間違ってないはず。

 

めっちゃ長くなりましたが、
なにかの参考になればうれしいです。

ではでは、良いお年を!