犬のぬいぐるみが出てきた話

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電車でお出かけしたんですよ。
娘がお気に入りのぬいぐるみを持って。

で、いつの間にかなくしたんですよ。

娘が持ってたのか妻に預けてたのか
抱っこした時に私が一緒に持ってたのか
まったくわからない。

いつ落としたか、どこで落としたかも
まったくわからない。

ダメ元でお出かけした施設と
JRの駅に電話しといたんですよ。

そしたら、見つかったんですよ!

すごくないですか。
なんていうかこの、人類愛。

正直言うと落としたのがわかった瞬間、私は諦めてたんですよ。
わざわざぬいぐるみを拾って届ける人おらんだろ、と。
実際、自分が落ちてるぬいぐるみを拾って届けはしないもん、と。

娘は言いました。
「わんわん(ぬいぐるみのこと)は?」と。
こればかりは心が痛みます。
でも落としちゃったもんは仕方ない。
私は完全に諦めてるので、これも世の摂理だとか
現実生きてると悲しいこともあるみたいな
教育のチャンスとして強引に良い方向に考えました。

「わんわんはね、わんわんのおうちに帰っちゃったんだよ」
「?」
「パパも、かーかも、ぴょんも、おうち帰るでしょ。
わんわんも今日お出かけした後に、わんわんのおうちに帰っちゃったの」


なんて絵本の読み聞かせみたいにしんみり言ってみたけど、
娘はポカーンですわ。そりゃそうだ。


そんなこんな。翌日です。
まー、大事にしてたから同じの買うかなーとか
いや買うなら別のやっすいのでいいかなーとか
しょうもないこと考えてたら……


見つかったんですよ!
すごいね。驚き。


妻が言うには、ぬいぐるみに髪飾りを付けて
ちょっとおしゃれにしてたのが良かったんじゃないかと。


そうすることで、市販のただのぬいぐるみじゃなく
女の子の大事なぬいぐるみっていうのが感じられて
届けてくれたんじゃないかと。


なるほど、一理ある。

 

いつかどこかで、このぬいぐるみを拾った人に出会えたら最高すぎるよね。

 

今回の件で得た教訓は2つ

・落とし物は、拾う。
・大事な物は、飾る。